木のデザイン帳 |
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フローリングや羽目板にはどんな木材が使われるのか、まずは写真と解説をご覧ください。
ある程度、候補を絞ったらカットサンプルを取り寄せることをお勧めします。意外に樹種によって質感や艶等が異なります。実物を手にとってご確認ください。材の詳細や選び方については、お電話でもご相談を承りますので、お気軽にお問い合わせください。
(平日午前8時〜午後5時:Tel 03-3521-7371)
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桧
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桧 無節
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桧 上小節
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桧 一等
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杉
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から松
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青森ひば
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米ヒバ
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スプルース
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米杉
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なら
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かば桜
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米松
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タモ
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品質について |
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同じ樹種でも、品質は作り方によって大きく変わります。フローリング材の品質は、適切な含水率調整とていねいな加工、そして等級に応じた検品によって決まります。
ところが品質基準はコストとの兼ね合いもあり、生産国によっても工場によってもまちまちで、このため他社仕入れが主体のショップでは常時一定の品質基準で品揃えをするのは難しいのが実態です。スポット仕入れの場合、追加注文をしたら実の加工形状が異なる別メーカーの商品が届くこともしばしばです。継続使用を前提とする建築会社、工務店様があまりネット販売を利用しないのは、これらの理由が多いようです。
当社は定番品をメインとしていて品質は安定しており、その基準は規格品を生産するメーカーの中でも特に厳しいと自負しています。これは高級建築材を扱う銘木店様への納品が多く、安心して使える高品質のフローリングが求められるからです。当社はネット販売でも仕分けの基準を変えずに、安心して使っていただける品質の商品を提供しています。 |
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フローリングに求められる性能
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乾燥・加工について |
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フローリングは広い面積に隙間なく貼り込むので、単独で使われる柱や枠材では気にならない程度の伸縮でも、何列も並ぶことで床面が持ち上がったり隙間が目立ったりします。梅雨時や冬期の乾燥期に生じる微妙な伸び縮みならともかく、乾燥の過不足や不均一によって大きく狂うことは避けなければなりません。
ところが含水率は生産地の季節、気候によって特有の変化をするため、時期によっては日本で使用するには不適切な数値になることがあります。日本の気候にあったフローリングを作るには、含水率を適切な範囲に調整することと不均衡をなくすための調湿が必要になり、日本国内で乾燥、加工を行うことが望ましいのです。当社は国産材はもちろん、輸入材でも原材料を国内で乾燥、加工して材の動きをおとなしくすることで、ていねいな物作りを心がけています。
当社の特徴はフローリング製造の全工程に精通している点にあります。銘木店様から求められる厳しい水準にも耐えられるフローリングの品質は原材料の選定から乾燥、加工そして検品までの徹底した管理から生まれます。
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木目について |
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木目へのこだわりは日本人が世界で一番ではないかと思います。板目、柾目などの整った木目は日本独特のもので、外国人からは「アーティスティック」とさえ言われます。和風建築や民家ははもちろん、洋風や和洋折衷においても日本の伝統的な感性を踏まえることで日本の住まいとしてのただずまいが生まれます。
いろいろな木目が混じる欧米のモダンな感覚も取り込んだ上で、当社は木目にこだわったフローリングを追求しています。
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触感について |
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日本では昔から桧をはじめとする針葉樹がフローリングに使われてきましたが、それは足袋や素足で住まいを歩くために、熱が伝わりにくく、ぬくもりを感じる床材を必要としたためでした。住まいが洋風化している現代でも、フローリングに寝ころぶなど、私たちが床面に直接触れるのは昔以上に増えているように思えます。暖かみのある針葉樹と重厚さが映える広葉樹は適材適所に使いましょう。
なお、生地のままのフローリング材は素肌のようなもので汚れをすぐに吸い込むため、塗装が不可欠です。材種と用途に合った塗装の提案も、フローリング専門の当社ならではのノウハウです。
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