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木と薬剤
木材に使用される薬剤の大半を占めるのが防虫防腐剤です。
通常は水に溶かした薬剤を加圧注入により木材に強制的に含浸させます。これにより、水湿に弱いとされる杉、米ツガ等の木材が、桧と同等程度になると認められ、防腐土台として使用されています。桧・ヒバ・栗などの良材を土台として使用する場合を例外として、一般的な工法では床下へのシロアリ駆除剤散布とセットで、防腐土台を使用することが必要とされています。

また、屋外に木材を使用する際にも、耐久性の低い針葉樹に注入処理をして、ベンチや遊具、柵等に使います。防虫防腐に使われる薬剤は揮発性は少ないので健康に与える影響は小さいようですが、水溶性なので材が水に濡れると表面にしみ出てきます。廃材として焼却するときにダイオキシンを発生させるため環境破壊の問題が指摘されています。

防虫防腐剤は屋外の木材を保護するための塗料にも配合されています。表面の塗膜のみでカビや菌、虫を阻止しなければならないため毒性の高いものもあり、注意が必要です。ただ、人に優しい薬剤はカビや虫にも効き目が弱いことが多く、安全な上に効き目が優れたものは価格が高くなります。

防虫防腐剤の次に多いのが防カビ材です。これは加工前の製材品にカビが発生するのを防ぐために塗布されます。表面に付着していることが目的なので揮発性は少なく、また内部にもあまり浸透しません。そして加工時に削りしろとともに取り除かれます。床下や壁・天井の裏などの下地にはそのまま使われることがありますが、加工せずに製材品のまま内装に使われることは、通常ありません。薬剤の付いていない材を求めるのであれば冬場の桧か青森ヒバを使うことになりますが、費用対効果を考えると下地材にそこまで必要ないのではと思います。

薬剤が付着したままの材が内装に用いられるケースとして難燃処理材が考えられます。これには無垢の木材に難燃剤を加圧注入したものと、難燃処理した合板に薄くスライスした木材を貼り付けたものがあり、ホテル・旅館・劇場などの、不特定多数の人が集まる大規模施設には難燃材、準不燃材、不燃材の使用が義務付けられています。
難燃処理材のにおいは最初はなかなかに強烈です、薬剤は水溶性なので、水に濡れたり、湿気に当たると内部からしみ出てきて、表面に白く粉状に浮き出ることがあります。また吸湿性が高いため、木材の耐久性は低くなります。一般住宅には難燃材の使用は義務付けられていませんので、過敏症の人でなくても使わない方が無難です。

防火を考えて難燃処理材の使用を検討するのなら、難燃処理材よりも板厚の厚い木材の採用をお勧めします。木材の燃焼スピードは0.6mm/1分とされ、板厚12mmなら10分少々で裏側に抜けてしまう炎も、板厚が24mmあれば25分以上持ちこたえます。

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