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ベストウッド
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有限会社 小山商店

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木の選び方
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値段で選ぶ(節と木目)
よいものをできるだけ安く買いたいと思うのは当然です。もちろん、当社もそう考えて日夜努力しております!。
さて、木材の価格は安いものから高いものまでかなりの幅がありますが、具体的にはどうなっているでしょうか?。一般的に同じ樹種なら節のある材がもっとも安く、次に板目の無節材、高いのは柾目材です。

節付き材で注意していただきたいのは、明るくて人目を引きつける反面、使い方によってはうるさく感じるられる点です。節の周囲の木目は複雑で、色のコントラストも大きくなるので、視線が節や木目に集まりがちです。内装材の中では派手な方と考えてください。寝室などの落ち着きが求められる場所では着色してコントラストを落としたり、使う壁面を限定するなどの工夫をするとよいでしょう。

節付き材と対照的に、落ち着いた雰囲気になるのが柾目材です。視線が一個所にとどまることなく全体に拡がり、貼られた面が実際よりも広く感じられます。自己主張をあまりせずに周囲に溶け込み、部屋全体の雰囲気を引き上げます。
中間が板目の無節材です。木目がほど良い模様となり、素直ながら存在を主張して、人目を引きつけずにはおきません。

まとめると、視線が節という点に集まるのが節付き材、一枚の板として目に飛び込んでくるのが板目の無節材、貼られた面全体に視野が拡がるのが柾目材といえるでしょう。
おすすめなのが、桧や杉の板目で上小節・小節と呼ばれる等級です。節が若干入ったもので無節より価格は低く、一般の節付き材のように節が一面に散らばるというほどでもありません。「無節材はきれいすぎて、かえってこちらの方が本物らしくて良い。」という人もいらっしゃいます。

いずれにしても、同じ樹種でも節のあるなしによって印象は大きくが異なりますから、価格だけではなく使い方もよく考えてお選びください。


ところで、同じ樹種でも生産地により価格が異なることがあります。日本の市場には国産品以外に主に中国、東南アジア、北欧、北米から大量のフローリングが輸入されています。その中でも国産品とかち合うのは中国で作られた広葉樹フローリングが多いようです。ナラ、サクラなどの国産フローリングの丸太の産地はロシアまたは中国なので国産品と中国からの輸入品とは見た目はさほど変わりありません。しかも中国産の方がコストが安いため、価格は歴然と安くなっています。インターネットで販売されているのはほとんどが中国からの輸入品といってよいでしょう。

日本のほとんどの地域は梅雨時に多湿になり、木材の含水率も一時的には18%にまで上がります。そのため木材を乾燥させるときはいったん含水率を7〜10%に落としてから外気にさらして12〜15%程度に調湿する必要があります。ところが湿度の低い地域で乾燥、調湿すると、適湿に戻らないという事態が生じます。調湿が不十分だと過乾燥のまま製品化されて、施工後に周囲の湿気を吸湿して材がふくらむなどのトラブルが生じます。

中国での生産拠点である大連は湿度が低く日本の気候に対応した調湿は難しいので、慎重な施工が求められます。当社では、中国産の塗装済み製品は品質的に責任が持てないため取り扱っていません。国産材はもちろん、輸入材も日本国内で乾燥、加工することで日本の気候にあった製品にして、お客様にお届けしています。


また、同じ国産品でも価格が異なる場合があります。木材は乾燥、加工、選別によってコストが大きく変わりますが、表記だけではなかなか判断できません。たとえば、乾燥材と称しているのに乾燥不良の場合があります。確かに乾燥庫には入れたのですが、乾燥過程で材にそりや曲がりが生じるので、ロス率を低くするために適正な含水率になる前に乾燥を打ち切って製造したのが原因です。価格の安い理由が企業努力によるのか、品質の違いによるのかを識別する必要があります。


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