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〒136-0082
東京都江東区
新木場1-14-4
有限会社 小山商店
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えんこの小山 会社紹介
正式名称は有限会社小山(こやま)商店です。
昭和4年に東京の木場(当時深川区で現在江東区)で創業し、秋田材を扱っていました。そのころ秋田材は国有林の払い下げを主体としていて限られた組合員のみが扱いを許されており、組合員には営林局?より金看板が与えられていたそうです。古き良き時代といえましょう。
そして第二次大戦中の統制令により営業停止、東京大空襲により全てが灰となり終戦、社長は過労のため帰らぬ人となり休業を余儀なくされます。
営業を再開したのは昭和27年。息子に当たる前社長はこれまでの扱い品目を変更し縁甲板を専門に営業を始めます。産地で仕入れた原板を加工して木材市場に出荷しました。
東京オリンピックまでは輸送手段は鉄道と馬車。私も子供の頃は馬の糞をよけて歩いたものでした。
掘り割り(運河)ではポンポン蒸気が筏を引っ張り、製材機のモーターの音が鳴り響く、お盆には神輿が、正月には店先にきれいに張り付けられた材木の上に干支の絵が大きく描かれる、当時、木材の日本最大の流通拠点だった木場はそんな街でした。
オリンピック以降の高度成長時代に入ると家屋の洋風化が急速に進み、縁甲板を扱う店も次第に少なくなりましたが、当社はがんばります。縁甲板に特化していることで「小山に行けば何でも揃う」と評判を取り、いつしか「えんこの小山」と呼ばれるようになりました。また縁甲板自体もそれまでの桧一辺倒から多品種へと内容が変わり始めます。
そしてオイルショック後の51年には東京都による集団移転計画により現在の新木場に移りました。
木場の歴史は移転の歴史ともいえるほどで、江戸時代初期は現在の日本橋や神田に散らばっていたものが、17世紀中頃にお上の命により隅田川東岸の永代島に、そして18世紀初頭にはさらに東の猿江町へ追い立てられ、腰を落ち着けるまもなく現在の木場付近(当時は海辺)に移されたのです。 周囲の開発が進むと沼地同然の郊外に追われていたわけです。
そうこうしているうちに羽目板の取り扱いが増え、中でも節付き材が伸びてきました。材種もますます増えて多様化し、サンプル置き場は五目ちらしのようです。最近は健康ブームやシックハウス問題の影響か、杉の縁甲板など従来にはなかった使われ方をする材もあります。何よりも以前よりはるかに詳しい説明が求められるようになりました。
えんこの小山も縁甲板・羽目板の専門店として時代に合った提案を続けていかなくてはと考えています。
ところで、電子商取引などというと聞こえはよいけれど、今まで見ず知らずの会社にお金を支払うのは不安なものです。
いくら本人が「私は大丈夫」と言っても、それが信じられるくらいなら最初から心配する必要はありません。
そこでWeb上で検索できる第三者(興信所)のデータを利用することをお勧めします。
これはニフティサーブの会員でなければ利用できませんが、当社の場合、メニュー画面から企業/経済/人物/行政→企業概要(国内)→帝国データバンクまたは東京商工リサーチの企業情報と進んで、小山商店で検索するか、電話番号03−3521−7373(代表)を入力します。
料金として1,200円かかりますが、D3やD4といった低い評点が出てくると、調べておいて良かった、と胸をなで下ろすことがあります。もっと困るケースでは、データそのものがないことがあり、設立から間もないか、ペーパーカンパニーと推測できます。
評点だけでなく、設立年や業態も記載されていますので、判断の参考になると思います。
なお、詳しくはわかりませんが、日本経済新聞社系のサイト他からも照会できるようです。
現住所 郵便番号136−0082 東京都江東区新木場3−7−21
有限会社 小山商店 電話 03−3521−7371(ネット担当)
品質について
当社は日本最大の木材の集散地新木場(東京)で、70年余り製造問屋を営んでいます。販売は建材問屋、納材業、工務店を対象にしているため、ホームページ上で販売している木材も、全て業務用グレードになります。
業務用グレードといっても、品質には大きな開きがあるのが実状です。国産材の場合には乾燥によるロスを避け、商品の回転を速くするために乾燥が不十分な製品を作るという、価格優先的な製品作りが未だに行われています。こういった製品は桧や杉などの針葉樹に多く、昔は現場で干すなどして環境に馴染ませてから使っていたのでさほど問題は起きなかったのですが、工期の短い現代では貼り上げてから収縮して隙間ができたり、節が抜けてきます。
内装材に適した含水率は12〜15%とされ、当社は製品をこの範囲に収めるように心がけています。基本的には原板を自社倉庫で乾燥、保管して、乾燥の度合いをチェックした上で加工を行っています。ただし、桧と杉の節付き材に関しては、15%まで乾燥させると節が硬くなり、加工すると砕けてしまうので、価格との兼ね合いから18%程度の乾燥に止めています。
国内での加工品に対して輸入品の場合は現地の湿度が日本に比べて低いことが多く、乾燥過多のまま輸入されます。 日本のほとんどの地域は高温多湿なので、海外の湿度の低い地域で乾燥・加工された製品には注意が必要です。無塗装の製品の場合は、輸入されてから実際に使われるまでの間に動きが出るものが多く、施工時に一定の割合でロスが出ていました。ところが塗装品は塗膜が吸湿を抑えるため、施工時までには欠点が露見しづらく、施工後にふくらんだりする問題が起きがちです。
つまり、日本の気候風土に適した製品かどうかは、原材料の木材がどの国で育ったかではなく、どのような環境下で乾燥、加工されたかによるところが大きいのです。
日本で使われている輸入品の無垢フローリングは、中国で日本向けに作られた塗装品が多くを占め、低価格をセールスポイントに大量に流通しています。Web上で販売されている広葉樹のフローリングはほとんどが中国産といってよいかもしれません。しかしながら、中国での生産拠点である大連は乾燥した気候で湿度が低く、日本の気候に対応した調湿は難しいのが現状です。
当社では、品質的に責任の持てない中国産の塗装済み製品は取り扱っていません。外国産の木材でも、日本向けに含水率を調整した製品か、日本国内で製材した上で乾燥、加工することで日本の気候にあった製品にして、お客様にお届けしています。
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